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2009年9月 7日 (月)

九月九日は「重陽の節句」

201091


九月九日といえば、「菊のお節句」です。正しくは‘重陽(ちょうよう)の節句’といいます。


以前、輪島塗を販売・発信する仕事をしていました。そこはひとつのサロンのようにもなっていて、当主(八代目)が文化・芸術に関するレクチャーをしたり、当主がいない時は、みんなホッとして…ちゃうちゃう💦少し気軽に、いろいろな分野の人が気軽に集い趣味の話をしたりしていました。

今、これを書きながら、そこで、当主が切々と語る「菊慈童」の話を思い出しています。


話を戻し、「重陽の節句」とは何か。知っている限り(&今調べた限り)で、5W2H でザクッと説明させていただきやしょう。

▲ When
9月9日


▲ Who
平安時代までは主に貴族。古典文学にも必ずでてきますね。でも、庶民の間にもこのイベントはあり、栗ご飯を食べていたそうです。

室町以降は武将達も。安房の里見の最後のご当主は、菊のお節句に江戸城へごあいさつに上がったきり、領地へ戻れず伯耆の国へ配流となったわね。(この話は、いずれ)
江戸時代になると豪商達や庶民にも浸透。現代は、宮中とか伝統文化系のお家とかライフスタイルコーディネーターなど。


▲ Where
どこででも。主に自宅。お招きされたおウチ。

▲ What
菊のエネルギーで邪気を払い不老長寿を願う


▲ Why
菊は薬草であること。昔は9月は秋の終わり。これから冬に向かうにつれ、ここでひとつ体をリセットしエネルギーをいただこうということ。

最近は改良された可愛らしい菊が多くなりましたが、昔のあの大輪に咲く高貴な菊の花を思えば、いかにも「霊的な力」がありそうではありませんか。

Image_20200907104901  


▲ How

・菊のつぼみを真綿で包み、一晩外でたっぷり露を含ませ、翌日その香りが染み込んだ真綿の布で身を拭う。
・お酒に菊の花びらを浮かべ、詩歌・管弦などを楽しみながら優雅に、これが大事、優雅に杯をかたむける。
などなど


▲ How much
これいる?

菊の花代、お酒代、綿の布代など


How に書いた、真綿で身を拭うですが、これは「老を払う」そうで、そろそろわらわもやってみようかな。アレルギーがいろいろある人はやめたがよい。


「重陽の節句」は、もともと中国から渡ってきたものだそうです。縁起のよい奇数の数字(陽)のなかで、一番大きい数字が‘九’。それが重なって、「重陽」。

なぜ「桃の節句」や「端午の節句」は現代に残り、明治以降「菊の節句」は廃れてしまったのかしら?


昔の暦では9月9日はもう秋の終わりですが、明治あたりになると気候も変化していて、9月に菊の花は手に入りにくくなったからという説もあります。現代は技術が進み一年中菊はお花屋さんにあります。

それとも、だんだん戦争の気配が濃くなり、菊の節句はあまりに優雅すぎて「富国強兵」にマッチしなくなったからかな。


戦国武将達は、戦いの中でも風雅は大事にしました。強い武将ほど風雅の道にもたけていました。おウチに菊の花を飾り、気分だけでも「菊のお節句」をしてみましょうか。

若返りますぞ。

うそです


ほな。

コメント欄をもうけさせていただきました。公開はいたしませぬので、ご感想なりいただければ嬉しいです。画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。画像と記事の持ち出しは平にご容赦願います。

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