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2009年9月30日 (水)

中秋の「名月」は中秋の「満月」ではない

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~あとで私が目を離したらススキを噛み噛みしてやろうと もくろむマルゴー姫~

先日は、「現(うつつ)か夢か、小田原城薪能」をご報告しました。今日は雨ですが、「中秋」のお話をいたしとう存じます。


「月」には 「魔」が作用するイメージがあります。

源氏物語では、夕霧の君が月の夜に亡き親友の形見の笛を吹くと、‘あやかし’が現れます。

月の夜は、山月記の虎が吼え、兎が跳ね、猫は踊り(←ウソ)、狼にも変身できたりします(←これもウソ)。


また、月の満ち欠けに合わせてハーブや野菜を作ったり、それによって使い分ける化粧品もありますね。(これはホント)

以前、伊豆の下田で、満月で大潮の海を見たことがあります。まだ脳裏に焼きついています。絵のように何も動いていませんでした。この世の全てが止まってしまったような静かな静かな恐い海でした。


「月を見ると精神が癒される」とも、「いや、月など見入ってはいけない」とも、月はいろいろ言われますね。


「中秋」を調べると、必ず暦とか由来の話から始まります。

ふ~ん、と思いながらも、ややこしくて読み進むのやんなっちゃう私ですが、非常にハショッテ(また)考えると・・・

秋のど真ん中に、一年で一番美しい時の月を愛でながら、秋の実りに感謝しましょう

ということですかねえ。


が、しかし、「中秋の名月」は「中秋の満月」ではないのだそうです

これも理由は暦などの説明に長々と書いてあります。

今年の中秋は10月3日です。満月の一晩前だそうです。ま、ほぼ満月状態にござりまするな。


中秋の名月は 「十五夜の月」です。

「十五夜」は、謙信公の有名な漢詩にもある 「十三夜」 と合わせて愛でなければ、「片見月」といって縁起があまり良くないそうです。両方見ねばならないのか・・・。

気になる方は、いっそ両方見ないっつう手もあります。←情緒ない

今年の「十三夜」は、10月30日だそうですよ。


今、気になっていることは、「名月若松城」という落語。

先月、会津に行って以来、妙に 蒲生レオ氏郷 に興味が沸いてしまいましてね。「名月若松城」は、元は講談(わかるかな、お若い方々)です。

それは、レオ様と、ある家臣との熱いお話。


時は中秋の名月の夜。所は会津の鶴ヶ城。あることからレオ様のもとを離れていた忠臣が戻ってくる。主従の誤解は解け、熱く・・・相撲をとる??そんなお話のようです。

月々に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月

という有名な詠み人知らずの歌もでてくるらしいです。


これを、古典落語にしたものを聞いてみたいのだよ。CDやDVDを探しましたが見つかりません。

スカパーを契約している方は、今日、9/30 の夜中の2時(26時)から歌舞伎チャンネルで放送されるそうです。それは見られぬ。今から契約しても間に合わぬ


さて、今年の中秋は土曜日。各地でお月見イベントが催されますね。

我れらが北条(?)の氏邦さんのお城、「鉢形城」にても、お月見の会が催されます。

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~鉢形城(鉢形城の城跡見聞録は、いづれまた)~

野点や管弦の演奏などを楽しみながら、持参のお酒をかたむけながら、四百年前の城跡で月を愛でるのも、これ一興。

といって、あんまり広げちゃだめよ。お花見じゃないからね。


さて、 わらわですか? 城跡妄想族のわらわとしては、サスガの猿飛佐助の場所でお月見する予定です。場所は・・・ひ・み・つ。これは、またお話しさせてくださりませ。

でも、なにもお出かけしなくとも、ススキやお団子をお供えしなくとも、仕事の帰り道、ちょっと夜空を見上げてみるだけでも、いと風流かと存じます。

晴れますように。


ほな。

画像は全てマリコ・ポーロが撮影しました。コメント欄をもうけております。公開させていただいてはおりませぬが、ご感想なりいただければ嬉しいです。

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