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2009年10月24日 (土)

北条軍団 三男坊の城 鉢形城

鉢形城歴史館で「北条安房守と真田安房守」展が行われています。

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鉢形城は、北条軍団の軍団長、我が?八王子城の氏照軍団長のすぐ下の弟御で、上野・信濃方面担当の司令官である北条氏邦の城だ。


北条氏邦という人

前の記事「戦国フィナーレ 石垣山一夜城」でチト触れたので、もう少し書こうと思った。

四代 氏政のもと、氏照・氏邦・氏規の弟達は北条軍団の3大リーダーだった。氏邦殿は、小田原総攻めの時、小田原城ではなく自身の城、この鉢形城で戦い降伏した。その後、加賀前田家おあずけとなり、能登の鹿島郡(今の七尾)で生涯を終えた。


氏直さんもだが、氏邦殿も、遠く北陸の地で過ごした晩年の切なさは想像するに難くない。

以前のブログでも書きましたが、私がご縁があった輪島の、すぐそばに氏邦殿ゆかりの地があったんですね。氏邦殿は、謙信公の七尾城跡を眺め何を思ったか。


実は、私には、北条氏邦という方がどういう人か正直まだよく分からない。氏康殿の長男は早くに亡くなったので、氏邦さんは、いわゆる三男坊として育っている。

もしかしたら、とっても理想的な戦国武将だったのではないだろうかとも思う。どこを攻めさせても守らせても、すっごく強くて、外交交渉も上手にこなし、領地もすばらしく治めた。


兄上の我らが氏照どのに負けないくらい武闘派なのに、ギトギトさがない。西国の情勢についても氏照どのよりはよく把握して、先を見ていた人かもしれない。

氏邦さんの子息(養子)の室は、前田慶次郎の娘さんだと聞いたが、そうなのですか?


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~鉢形城の片側は、荒川に面した切り立った崖となり、城の中には深沢川が流れている。~

川では、キャンプやバーベキューが盛ん。皆の者、目の前はお城よ。知ってんの?


鉢形城

今ひとつ全容が分からない。どこまでが当時のままで、どこまでが復元(ある程度忠実に)されているのか。なんだか、整備されすぎてて、手が入りすぎてる気がして・・。

私は、その時代その時代の必要性に応じて、遺跡が変わってゆくのは仕方がないと思っている。だって、例えば、戦国武将達が城を建てる時、奈良時代や平安時代の史跡保存、なんてことを念頭においたわけはないわよね。


しかし、現代は平和な時代(一応)。後世のためにも、史跡保存はしなければならないし、ましてや歴史公園として整備するのなら、あまり遺構を変えてはならないと思うのだよ。
変えるなら、「ここは、本当はこうですが、このように変えました」と看板を立ててほしい。

もちろん、そういう城跡はないわけではないし、鉢形城がそうじゃないと申しているのではない。

鉢形城はよく分からないので、今度、詳しいガイドの方をお願いして(一年中お願いできる)、見聞してみたいと思っておりまする。


鉢形城は、城跡もだが、資料館もお金がかかっていて八王子城からすると羨ましいぞ。

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~こんなステキなお休み処もある~


企画展では、氏政と氏直の画像が26日まで、氏邦の鉄錆地三十二間筋兜が27日から展示される。

22日に見てきた中から、ひとつ、ご紹介。

氏邦さんが、軍勢の移動について兄上である氏政さんにお伺いをたてた.、それに対する氏政さんのお返事レター。家督はすでに政さんの息子 氏直くんに譲られている頃のもの。


「戦略上の重要なことは、当主 氏直に聞け。それが筋目だ!」

ついつい 先代の兄上に聞いてしまうクセがついている邦さんにも、それをキチンと正す兄上にも、いかにも北条らしいところが現れていて面白かった。短い文章の中に、「筋目」という言葉が2度使われていた。


真田安房守について?真田幸村(信繁)のパパじゃな。氏邦管轄vs真田といえば名胡桃城。それが、小田原総攻めの口実となった(と言われています)ね。

真田一族については、拙書「城跡見聞録」の「信濃のプチ城主」でたっぷり見聞しましたので、追々ここで抜粋します。(拙書っていっても、自作の小冊子)


正眼寺

駅を挟んで、お城と反対側に、氏邦殿の菩提寺がある。なんでも能登からご遺体をお移ししたとかとか??


城跡見聞後の一服は「鉢形茶屋」

お城の目前にある、お蕎麦屋さん。

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~だから、こんな風に↑お城を眺めながらお蕎麦をいただける

お酒は「氏邦」(先のブログ、小田原城薪能、をご覧くだされい)・・ではないが、同じく地元の「白扇」。

ここのお蕎麦は本当に美味しい。歴史好きとは関係なく、お蕎麦だけを食べにきてもいいくらい。自家製の味噌田楽もオススメ。


おまけ

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寄居駅で、今年の9月に行ったとき遭遇!時々イベントで蒸気機関車が走るそう。

ほな。

コメント欄をもうけさせていただきました。公開はいたしませぬので、ご感想なりいただければ嬉しいです。画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。画像と記事の持ち出しは平にご容赦願います。

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