今日はマルゴー姫の誕生日
マルゴー姫とは、たびたびこのブログに登場させ、皆様に無理やりご覧にいれている我が家の姫のことである。今日は姫の10才のお誕生日なのである。
北条はおろか歴史とは何の関係もにゃい。
~雑種なので、毛ッ毛が不ぞろいなの。~ 姫は、捨て猫だった!
広尾の明治屋の裏、先のブログでご紹介した江戸時代の北条家の菩提寺あたりに、マル姫兄弟姉妹が生まれてすぐ捨てられていた。ご近所のドイツの方が見つけ、すぐ保護なさった。
ゆえに、新暦?12日生まれというのは獣医さん推定であるが、ほぼ間違いないらしい。おうっ!氏照どのが亡くなった翌日だ!410年後だけど・・。
ところが、そのお宅には、すでに猫も犬もたくさんいたのでそれ以上飼うことができず、「にこたま(二子玉川)」にある 「ねこたま」の里親探しに申し込んだ。
~猫なので、一応なんでも入ってみる。カモノハシではない。~ 里親募集各所を歩き回ってドびっくり~
マリコ・ポーロの家は代々いつも猫がいた。昔サルがいたこともある。ポケットモンキーみたいなのだけどね。しかし、マリコ・ポーロと折り合いが悪く(やっぱり)、半日でペットショップにご返品させていただいた。
で、動物を飼うことにしばらくご無沙汰していたので、また猫を飼おうと思いましてね。
里親探しの方達から猫や犬を譲り受けるってことは大変なんですよ~。
まず、兄弟姉妹の犬猫だと、複数でもらわなきゃならない。引き離すのはかわいそうだし、「複数飼いは、動物にとってもいいし、飼い主側も楽よ~、一緒に遊んでいるから」と言われる。それは非常に分かるけど、物理的・経済的に無理なんですよ。
それから、こちらの住居形態・家族構成・職業・年齢、ナント!年収 も聞かれた。。。そして、本当かどうかオウチを見にくると言われた。いくつかの里親探しに行ったがどこもそうなので、家族があきれちゃって、結局、里親はやめてペットショップで買おう、ということになった。
せっかく、どうせ猫を飼うなら、ボランティアというほどのものでもないけど捨て猫を引き取ろうと思っていたのにさ。また捨てられちゃ困ると思う里親探しの方達の気持ちも分かるけど。ちょっと、いき過ぎのきらいもあるわね。
じゃあこれが最後と、「ねこたま」にそういう審査はあるのか?と聞いたら、ないとのことなので見に行くことにした。しかし、民営なので手数料は取られる。手数料は10年前で2千円だった。
~恍惚の熟睡。アゴが白いなぁ。~ マリコ・ポーロとマル、出会う!
チャラララ~
その日は、熱い夏の日だった・・・なんて。
ドイツのマダムとその子供達が、キャリーをかかえ「ねこたま」いらした。「拾った猫はは4匹だったのです。他の3匹はすぐ貰い手がついたのだけど、1匹だけ残ってしまいました(日本語上手)」とおっしゃる。
キャリーから、手のひらにのせられて、お出ましになったその売れ残りの子猫を見たとたん!
「わ、わ、わらわに、く、く、くだされいっ!一生大切にします!けっして泣かせたりはいたしませぬーー! 鳴くけどね。」と、マリコ・ポーロ。
それから始まった、マダム&子供達と子猫の「別れの儀」。子供達なんか、ワンワン泣きながら「スコット~、スコット~」と交互にダッコ。
へっ?スコット?女の子なのに?
最後にマダムが、「スコットを可愛がってくださいね。カリカリが大好きなヤンチャさんなの。」と、泣きの涙でマリコ・ポーロにスコットを差し出した。まるで、女衒(ぜげん。知らない方はお調べください)のようなマリコ・ポーロ。
「おまかせくださりませ!」とニッコリ微笑みながら、「スコットなんて名前やだ。変えちゃれ」と心の中で思うマリコ・ポーロであった。
予防接種もトイレのしつけもすでにしてくださっていて、渡されたペーパーには、好きなドライのメーカーや、性格や習性、そして、兄弟姉妹の集合写真も。
短い間だけど、とても可愛がられたのだね。
そして、その日から マリコ・ポーロ と マルゴー・ポーロ は、バディ となった。
マルゴーの名は、ワインの<シャトーマルゴー>からとった。ヘミングウェイのお嬢さんで女優さんだったマーゴ・ヘミングウェイもここからとったのよね。
しかし、さすが淫蕩の?「王妃マルゴー」。武勇伝にはことかかない。気が強いのに臆病だからだ。普段は優雅にしとるが、いざとなったら、負けないっ!
先日、お医者さんに連れて行かねばならなくなったのだが、私は仕事で行けなかったので、そういう時の要員その1(定年リタイアしている父)に頼んだ。超近くに住んでいるので、こういう時は便利・・・いやいや、助かります。帰ってからその武勇伝を聞かされたところ、
「水戸黄門のお吟(由美かおるさん)みたいだった・・」
つまり、まず、首領(先生)の利腕を攻撃し(引っ掻いた)敵方のモチベーションを弱め、次々に、襲いかかる 「くノ一 くのいち」達3人(アシスタントの先生)を右に左に、クルッと回ってまた右にと次々にキックを与えすっ飛ばし、付けられたカラーを1ヶ壊し、最後はバスタオルで取り押さえられ、3回も消毒液を塗りかえさせたあげく、ブスッと注射をされ終了したとたん、キャリーに飛び込んだと。
先生方、毛っけ毛だらけ肩で息。父は、隅っこで固まって見ていただけ。
その間中、待合室にいる人達の間では、何の動物がいるのだろうと話題になるような雄叫びをあげ続けたそうだ。父が診察室からでてくると、「あら~、猫ちゃんだったの~」みたいに口々に言われ、とても恥ずかしかったらしい。
家に戻ったら、スタスタとキャリーから出て、ソファにドデレっと横座り。「あんっもう、汚れちゃったわ」みたいにゆっくり毛づくろいしていた、って。
つづく・・・
えーーーーっ!
これ続きもの!?
のわけありまへん。続けまへん。これ歴史ブログだから。
~毛ッ毛が多いだけで、身は少ない。お手手はぶっといが、ただ今4㎏なり。~
ほにゃ。
猫嫌いな方達、あいすまぬ。猫嫌いな方はここまで読んでないか。コメント欄をもうけさせていただきました。公開はいたしませぬので、ご感想なりいただければ嬉しいです。画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。画像と記事の持ち出しは平にご容赦願います。
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