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2010年8月 7日 (土)

暑いときは美術館へ

Image9191 ~この建物はどこでしょう?(2010年7月ある日の逢魔が時)

こう暑いと、せっかくお休みをとっても、炎天下での史跡見聞は修行(苦行)に近い。ましてや山城の中に分け入っていくなんて、冬にオホーツク海へ入るより辛い(かな?)。家で本を読んでいてもいいのですが、もう少し何かしら歴史の中に浸りたい。そんな時は美術館や博物館・資料館へ行きます。

東京のど真ん中のチョイト脇、小さな家が密集している、大地震がおきたら超あぶないエリアにある我が家からは、ありがたいことに都内や横浜あたりの主要美術館へ電車で30分程度。午前中に日常生活の野暮用を秒速で済ませてから美術館へ行っても夕方には帰ってこれちゃうっつう寸法なのです。気に入った企画展は何回も行くことも可能。最近は夜遅くまで見せてくれてるところもあるので、仕事帰りにも行けるのが嬉しいね。


お気に入りの美術館はあまたあれど、例えば・・・、

王道!東京国立博物館。以前、本館の大階段を「歌を歌いながら下りてみたい」と言ったら、友人に「やれば、止めないから」と言われたがまだやってないですが、その中でも法隆寺館がかなり好き。

東博の裏の東京芸大美術館。江戸城の絶景が素晴らしい出光美術館。三井、根津、五島、静嘉堂文庫(岩崎弥太郎の弟さんが設立した文庫だわね。岩崎家のモノスゴイ霊廟もある)、大倉集古・・・などなど。
あと、収蔵品や企画展とは別に、原美術館のお庭でワインとか、庭園美術館のカフェ(銀座の大老舗料亭・金田中がやっている)でお茶なんかも、普段アウトドアで飲み食いばかりしている身としては、たまにはいいですね。


最近の企画展はどこも、展示手法はもちろんのことイヤホンガイドも凝ってますねえ。

芸大の「金比羅宮・書院の美」の時の、片岡愛之助さんは良かったなあ。最後に「こんぴら歌舞伎へど~ぞ」とおっしゃってました。そういうことか。

東博の「対決・巨匠達の日本美術ナンタラカンタラ」←タイトル忘れた、の時のイヤホンガイドも、「もうひとつの対決」と銘うって、たくさんの人気声優の方達がそれぞれの巨匠に紛し、芝居のように解説をしてくれたのも面白かった。

「フェルメール」の時、イヤホンからゆかりのオランダの作曲家のクラシックがずっと流れていたのも素敵だったね。

Image9201
~この夏は、例えば、これら~

出光美術館の「屏風の美展」と、三井記念美術館の「奈良の古寺と仏像・會津八一のうたにのせて」と、サントリー美術館の「誇り高きデザイン 鍋島」。


「屏風の美展」

先日終わっちゃっいましたけど、南蛮屏風を見てカステイラを思い浮かべたのは私だけじゃないはず。

そりゃあ家にもひとつ欲しいわね、屏風。今回の屏風の中から、もしひとつあげると言われたら?わらわは「業平東下り図」ですわねえ。お部屋に,、富士山とイケメンの貴種流離譚図なんて、よろしいかと存じます。マルゴー姫にバリバリにされそうですが。


屏風や障壁画を展覧会で見る時はいつも思いますが、当時は座って眺めたものでしょう。目線を合わせて、展示をもう少し高い位置にしてほしい。最近はそうしてくれるところも多いですが、天井の高さも影響しますからなかなか難しいのでしょうね。時々中腰になって見るのですが、疲れるし、まわりで世間話ばっかりしているオバ達に妙な顔で見られちゃいました。

蕪村の山水画を見ていたら、深山幽谷で涼みたくなった。


「奈良の古寺と仏像・會津八一のうたにのせて」

上の写真の大理石の建物は、三井記念美術館のある三井本館ビル。重要文化財なり。

仏像は、見るもんじゃなくて拝むものだ!

と硬いことはよう言わんでくだされ。これはこれでよかったですよ。


イヤホンガイドは、元某公共放送の加賀美さん。まるでその局のドキュメンタリー番組を見ているようでしたが、いい声には違いないですね。
その声で會津八一のうたをよみます。「天文十四年、河越城を奪取した北条氏綱は・・」って違う違う。これは風林火山のナレーション。

仏像の好みも人それぞれ。私はね、飛鳥時代の仏像が好きなんです。若い頃は華やかで柔らかい平安時代の仏様が好きでした。その頃は飛鳥時代の仏像は、表情といい体つきといい、異形な感じがして少々ひいてました。今は逆に、その異形なところに魅力を感じるようになりました。

それから、神像も好き。十一面観音を訪ねて湖北をまわった時、己高閣(鶏足寺跡)でまみえた神像が素晴らしかったことから神像好きになりました。

今回のこの仏像展におでましになっていた、吉祥天立像。平安時代の作ですが、神像のようでとても好きです。あと、押出仏(銅版に仏様を浮き立たせたもの)っていうのもいいんですねえ。こちらも、おウチに欲しい。


でも、やっぱり、仏像はお寺で見たい(拝みたい)。

こちらは、9月20日まで。


三井の帰り
「室町砂場」の日本橋店で蕎麦をたぐるか、「玉ゐ」でアナゴだぁね、旦那。


もうひとつ、これから開催の美術展、「誇り高きデザイン 鍋島」 at サントリー美術館

何年か前のMOA美術館に勢揃いした古鍋島?初期鍋島?(ご説明いただいたが難しいよ~、分からん)は素晴らしかったですが、今回も見応えあるものになるそうですよ。初期鍋島を見た後に、江戸時代中頃のを見ると、なんかちょっと…ごにょごにょ。知人なだけに、マリコ・ポーロ的偏見が言いにくい。しかし、鍋島勢ぞろいがまた見られるかもしれない思うと、非常に楽しみ!

開催期間は、8月11日~10月11日です。

今右衛門さんの東京店は、サントリー美術館の隣の駅「青山一丁目」徒歩3分。ホンダの裏なり。


ほな。

コメント欄をもうけさせていただきました。公開はいたしませぬので、ご感想なりいただければ嬉しいです。

画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。画像と記事の持ち出しは平にご容赦願います。

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