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2010年8月23日 (月)

「虎の子」 多摩動物園サマーナイト

城跡中毒のわらわ、酷暑のため城跡見聞を控えていたら手に振るえが出はじめたため(ウソ)、ちょっと高幡城と北条家侍医ゆかりの田村氏館へ行った。

その夕刻、隣の駅の多摩動物公園の「サマーナイト」へ。シズカちゃんの赤ちゃんの公開が始まったのだ。8月の週末だけ「サマーナイト」と銘打ち、夜8時まで開園してるのよ(上野動物園はお盆だけね)。

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シズカちゃんは、4才の‘美・アムール虎’。虎なので、ちょっと後北条に関係あるといえないこともないかもしれないかもしれない…。シズカちゃんは人気虎で、入浴シーンも激写されネット上でアップされてしまった!(別にどうってことはないんだけどね)

アムールトラは、ネコ科では一番大きい動物で、絶滅危惧種なり。


ユキヒョウが氷の塊と遊ぶのに見とれ過ぎてて、公開時間に間に合わないっ、と階段を駆け登ったら、サマーナイトの時だけ、寛容なシズカママが赤ちゃんを夜6時まで見せてあげてもいいよって。なんだ、早く言ってくんなまし。多摩動物公園は多摩丘陵の地形を利用しているから、広いし、アップダウンはキツイし、大変なのよね。


さて、美虎の赤ちゃんは、もうね、ちっちゃくってね、我が家のマルゴー姫よりちっちゃくってね、キチンと歩けなくてホントに「ヨチヨチ」なの。毛っ毛がまだツンツン。でもフワフワなの。

そのちっちゃな毛っ毛の固まりみたいなのが、ケージの中の3ヶ所の中途半端な場所に転がって寝てて、かと思ったら、仰向けになってモゾモゾしてみせてくれたり、ノビしてみせてくれたり、シズカちゃんに甘えてみせてくれたり、シズカちゃんがお水飲むのを真似っこしてみせてくれたり。涙でるほど可愛い。

あまりの愛くるしさに、全面は大人ばかりが占領。警備の人に、「次の方や小さいお子様に譲ってくださ~い」と言われてしまう大人達。

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~園内のカフェに入りたがって、ドアが開くのをじ~っと待つ孔雀。放し飼いなので、遊歩道の脇の山の中からいきなりバサバサと現れて、ブワッと羽を広げて通せんぼしたりする。孔雀って貫禄あるし、よく見ると恐い顔してない?さすが孔雀明王。~


動物園ボランティア

私は、今の日本や地球を次代につなげることが何かしらやりたくて、都の動物園ボランティアをかじったことがある。その当時、本業で責任ある立場にいたため休みがなかなか融通できず、徐々にフェイドアウトし一年位で終わった。ボランティアは研修期間が長い上に、「多摩どー(多摩動物公園は略してこう言われる)」は遠いから、ほとんど上野に行っていたので、「多摩どー」の方ではあまり働いてない。


ボランティアはもちろん動物には触れない。仕事は、簡単な説明ガイトとか園内の案内など。
ボランティアの研修は、普段入れないバックヤードにも入る。動物の生き死にやその他守秘義務もある。

動物園は、動物達の生餌(いきえ)も繁殖している。それは仕方がないこと。そもそも肉食の野生動物は、我が家のマル姫みたいにドライフードや缶詰を食べているわけではないから、野生の感覚を失わせないために生餌は必要なのだ。リアルな話ですみません。動物か好き~、だけでは動物園の仕事はできないわねえ。何事も楽しいだけの仕事はないよね。


動物園の使命

ボランティアの研修をうけるまであまり認識していなかったが、動物園の任務として「動物を見せて、その生態を知ってもらう」というのは、ごく一端で、最大の使命は「種の保存」だ。だから、動物園の動物はほとんど、ブリーディングローンといって世界中で貸し借りが続けられている。

ブリーディングローンには非常に細かいルールがあって、例えば、「この子を養子に出すから、男子が生まれたらそっちにあげるから、そっちの女子と夫婦にして後を継がせてもいいけど、またそこに女子が生まれたら、こっちへ頂戴」とか、ちょっと忘れたがこんな感じらしい。よく、お家争いがおきないものだ・・・違うってね。

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今日びの動物園の試み

「多摩どー」といえば、オラウータンのスカイウォークが有名だが、上野動物園と同様、他にも色々な試みをしている。

例えば、上の写真のチンパンジー。岩の中にはジュースがはいっていて、小さな穴が開いている。そこから小枝を差し込んで、先に付いたジュースを舐める(何年か前に撮った画像)。

このチンパンジー達は、自動販売機からドリンクを買うのでも有名でしょう。飼育係さんにお金をもらって、嬉々としてお金を投入しボタンを押す。でも、それを器用にできないヤツもいて、ソヤツらは少し離れたところで様子をうかがい、他のチンパンジーがボタンを押すと同時に秒速で自販機へやってきて、ガコンと出てきたドリンクを脇からゲットし、猛ダッシュで遠くへ逃げる!

チンパンジーの中には、飲み終わったドリンクの缶を「空き缶回収ボックス」に入れる、超エコ猿もいる!


当時、チンパンジーに女ボスがいて、ボランティアは最初、その女傑にご挨拶をしなければならない。女傑は、気に入らない新人だとツバをはきかけるそうで、私も最初ドキドキしながらご挨拶に行った。「よろしくお願いします」とお辞儀をしたら、女傑は鷹揚に、ウンウンとうなずいた。よかった~。就職の面接より緊張したぜよ。

そうそう、ここのチンパンジーの本当のボスだが、その頃、ボスが替わったばかりで、どこか他の動物園からきた新入りの若い男の子で、前からいるオナゴのチンパンジーー達にバカにされていた。私には、そのチンパンジーのボスが、ベテランの女性たちばかりのスーパーへ転属になった若い男の子の店長に見えた。

どうしてるかな、あのボス君や女傑。ここ最近チンパンジーのとこ行ってなかった(広いからね、多摩どー)。

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こちらは、サーバルキャットの跳躍力を見せる工夫上に吊るされたお肉を、ジャンプしてパクッ!(2009年、同志のナイスショット)。サーバルキャット君も、隣に広い運動場をお持ちです。

こういう色々なアミューズは時間が決まっているので、入園したらまずボランティアガイドさんらに聞いて、それから園内をまわる段取りを決めるのがよい。


でもね、「多摩どー」最大の魅力は、越後のアノ人によって日本列島が改造された時、宅地開発の波からかろうじて逃れられた多摩丘陵の自然だと思う。お弁当やオヤツやワインなんかを持って、一日ゆったり過ごすのがオススメです。


その他オススメ動物、大人向け

ゴールデンターキン
(中国の2000~4000mの高地に生息するウシの仲間。金色です。垂直面も登っちゃう。背後の岩壁も危ないぞ。レッサーパンダで引き返さないで、もう一歩先へ登ってね。)

シフゾウ
(ひづめはウシ、頭はウマ、角はシカ、体はロバ・・に似ているが、それらのどの動物でもないという???四不像と書く)

モウコノウマ
(蒙古の馬、ではなくてね、蒙古野馬ね。現存する唯一の純粋な野生種。もう動物園にしかいない。蒙古騎馬軍団の馬ですよ!チンギスハーンが乗ったのも、こういう馬ですかねえ。)


マリコ・ポーロの偏見で、あんまり好きじゃない動物

カンガルー。
なんかね、やさぐれててね。


お弁当を広げるなら、「シフゾウ広場」がオススメ。


サマーナイト

5時を過ぎた頃から、近所の方達が、お弁当とお飲み物と蚊取り線香(必須!)を抱えて、三々五々入園してらっしゃる。涼しいとこで動物を見ながらの夕ご飯。いいね。このブログを読んでくださってる方、多摩方面の方がけっこう多いので、もうこの週末しかないですが、是非行かれてみてくだされ。もう行っちゃった?

サマーナイトの時にお弁当を広げるなら、「アフリカ園」のカフェまわりがオススメ。

また、半分位の遊歩道は夕方から閉鎖されます。ほとんど山同然みたいな場所も多いから危ないものね。

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~あまりの暑さにノビちゃった我が家の小虎。保護色だ。仰向けになったアゴだけ白い。エアコン設定を1度上げたら、ムクッと生き返った。~

そういえば、シズカちゃんの子虎達ったら、あんなに愛らしいのにオナガのような声で鳴く。
ぎゃー ぎゃー

家に帰って、マル姫が「にゃ~ん」と鳴いたのでホッとした。


こんなに動物園が長くなるとは思わなんだ。書き始めたらとまらなくなってしまいましてね。マリコ・ポーロのブログ、長すぎてブログじゃないと友人に言われるが今回もより一層長い。

「上どー」とは言わない、上野動物園は、またいずれ。
興味がある方は、多摩動物園や上野動物園のホームページはオススメです。動画や鳴き声まで楽しめます。


ほな。
次は後北条。

コメント欄をもうけさせていただきました。公開はいたしませぬので、ご感想なりいただければ嬉しいです。

画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。画像と記事の持ち出しは平にご容赦願います。

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