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2010年12月13日 (月)

火繩銃のDVD付き、新歴史雑誌

八王子城の弾痕や、小田原で検出された漆弓について書いていたら、「山城サミット紹介ブログ」さんで、グッドタイミングな新雑誌が紹介されていました。

もうご存知の方も多いと思いますが、洋泉社MOOKの「歴史 REAL (リアル)」です。特集は「戦国合戦を科学する」。880円なり。


銃弾の痕というものは、根来寺や会津(こちらはゲーベルやミニエーか)で見たことがあります。それらは建物なので、石ではなく木や漆喰にある痕ですが、根来寺の火繩銃の痕は穴の回りの色が変色していたような気がする…ような気がしました。違ったかな~?と、それが気になって早速この雑誌を買いました(結局それは分からなかったですけど)。

016 ~火縄に火がついているとこ。逆井城にて撮らせていただいたもの(2009年)。川越藩火縄銃鉄砲隊保存会。おまつりのデモンストレーションは空砲。~

さて、この新雑誌の付録のDVDは、火繩銃の実弾発射実験を中心としたものでした。古式砲術のお二人が装着手順から丁寧に見せてくれます。特にスーパースローの実射映像が凄い!見入ってしまいましたよ。

お二人の、胴乱や口薬入れに三つ鱗紋がついてたのがツボでござった。種子島氏の家紋がそうだからかな。それとも、北条は江戸時代は軍学の家でもあったから軍学つながり?それとも、北条ファンでらっしゃるのかな?

本文記事の方も、火繩銃だけでなく‘弓’の威力も検証されていて読みごたえがありました。


▲ 八王子城

われらが殿・北条氏照どのの八王子城を、江戸博の齋藤慎一氏が案内されています。先のブログ記事「大石や由井」で私がぐちゃぐちゃ書いた齋藤先生の説をここで少し読むことが出来ます。

そして、そこにまた新たな示唆が。八王子城が安土城の影響をうけたという痕跡はない…みたいな。。。

いやん、もう!
でもそうですよね。われらが照どのや北条の築城技術は優れたもので、魔王なんかに感化されないってね。先日、八王子城に登城しながら椚國男先生もおっしゃってましたわ。石積み集団も穴生ではなくて、北条が抱えていた職能衆だろうって。


前のブログ記事の「八王子城の弾痕」にのせた写真、あご石のことも書かれていました。齋藤先生は、八王子城や小田原城や宇都宮城などは「同時代の西日本ではまず見られないほど大規模な工事がなされていた…」とおっしゃっています。それから、八王子城存続や滝山城などの疑問にも触れられている、再び「いやん、もう!」の楽しい記事です。これ以上は言えぬ。


八王子城の縄張図も載っていたら尚 Goo だと山城サミット氏。ほんとですねえ。八王子城をよくご存知ない方は、この記事を読んでいてもどこがどうだか分からないですねえ。となると、滝山城周辺地図にも、本文で触れられている浄福寺城や八王寺城も標されていると、すぐ近くなので位置関係が分かってより楽しかったですね。

105_2 ~こちらは米沢の上杉まつり夜の「武てい式」(3-4年前)。米沢藩火縄筒保存会。小田原北條鉄炮衆保存会の写真がない・・


▲ ドラマの紹介コーナーは、私のダ~イ好きな「関ヶ原」。こうありました。

「原作者の持ち味を生かしながらも原作以上に史実を尊重する。これは近年の不勉強な歴史ドラマ脚本家には、ぜひ見習ってほしい姿勢である。」おそらく脚本家は原作者以上に資料を読み込んで脚本を書いているだろう、って。

「関ヶ原」は、原作・司馬遼太郎、脚本・早坂暁、ですもんね。演出家も音楽(山本直純さんでした)も役者もなんもかも最高の布陣でしたよねえ。この清水克行氏のドラマ評、ちょっとお読みになってみてくださいましよ。私がここ3年位の大河ドラマについて言いたくてたまらなかったことを全て書いてくださいました。

来年の大河も脚本家から察すると、前は「徳川家の人々」だったから、今度も信長一家のファミリードラマになるのでしょうね~~。渡る戦国の世は鬼ばかり、みたいなね~。(戦国物で女性が主人公のは好きじゃないのです。でも、「まつ」や「千代」や「女太閤記」のように女性が主人公だと、戦場シーンが少なくてすむから経費がかからない、と聞いたこともある。)

あ、若い方々、「関ヶ原」は大河ドラマではありませんです。民放です。


▲ 歴史書紹介コーナーには、藤木久志先生の「雑兵たちの戦場」がありました。


なんですか、マリコ・ポーロ的には、この新雑誌の第一号は「北条特集」みたいに感じられて嬉しかったので、例によって長々と感想を書いてしまいましたぞなもし。


ベッケン(別件)バウアー速報
来年NHK BS で「新選組血風録」が始まると発表がありましたね。原作はもち、司馬遼太郎さん。先のブログ記事で散々書きまくった栗塚旭さんが、「燃えよ剣」と同じく土方さんを演じられてました。加納惣三郎は誰が演るんでしょう?公共放送だからやらないかな。

その土方さんは、永井大(←なんてお読みするの?)さんだそうです。今年TBSの「唐招提寺1200年うんたら-天平を駆け抜けたなんたら」で、和気清麻呂を演った方ですね。土方さん・・・じゃなくて、山本耕史さんと共演してました。山本耕史さんは藤原仲麻呂の息子役でしたわね。

だからどうだ、というわけではありませんが、永井さんプレッシャーだろうなとお察しする次第、だけ。


ほな。。


画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。画像と記事の持ち出しは平にご容赦願います。

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