火坂雅志「北条五代」補足
こんな日本の状況下ではあるが、今、ささやかな私の仕事としてはちょっと大事な企画というかイベントをやっている。昨日、その会場でフッと思った。仕事中に趣味のことを考えるな・・ですが。
広く世間に、ある‘物’の認知度を上げるには、広く世間に知られた人を使うのが一番手っ取り早い。
その‘物’がどれだけ素晴らしいものであっても、DMやチラシやネットで格を保ちながら地道に発信するのでは、それらが世間の目にとまるまでには時間がかかる。その間の時間も経費も無駄だともいえる。
私は長年趣味の物(以前扱っていたものはブログでも紹介した)を販売・紹介する仕事にたずさわっている。それらは素晴らしい‘物’だと思うが、それらの良さや、企画展やフェアやイベントやセミナーなどの時や、なにより、その企業の存在自体がなかなか周知されない時に思ったものだ。
多少の格を落としても、競合他社やお得意様にミーハーだと言われても、誰か有名人が一言「私も使ってま~す。」と言ってくれれば、あっという間に世間に知られるのに、知られなければ何も始まらないわ・・・と。
美術的だけではなく実用的にも伝統的にも優れた‘物’であるのに、日本や日本人にとって未来永劫残したいものであったのに、大衆(エンドユーザー)に向けたアピールを嫌い滅びていったところを私はたくさん知っている。
だから、小田原市が有名パティシエや流行作家とコラボレートするのはもしかしたら正解なのかもしれない・・・。今、企業も自治体もみんな必死なのである。好き嫌いや個人の趣味嗜好を言っている場合ではない。広く大きな視点から、あらゆる角度から、俯瞰して見なければならない。これは、自分に言っておるのだよ。 コメント欄をもうけさせていただきました。公開はいたしませぬので、ご感想なりいただければ嬉しいです。いただいたコメントにはお返事させていただいております。
画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。
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