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2011年4月 5日 (火)

火坂雅志 「北条五代」 第1回目

火坂雅志氏「北条五代」の第一回目を読みました。小説雑誌なので14頁でした。

噂では北条幻庵を語り部に景虎との絡みあたりから始まると聞きましたが、違いましたよ。伊勢新九郎さんこと北条早雲の伊豆討ち入りからでした。絡みは大道寺殿と伊豆松崎の豪族・渡辺基殿。


小説の好みは人それぞれなので、私の感想です。私は、「天地人」よりはまだ少し丁寧に書かれているとは思いました。

ちょっとだけ独断と偏見の感想を聞いていただくとしたら、伊豆討ち入りのことです。それは正に「討ち入り」でした。

夜の吉良邸・・ではなくて堀越御所を襲い、酔って寝ている公方の家臣達の間を茶々丸を探して走り回り、炭蔵に隠れていた吉良殿…じゃなかった茶々丸を引き出すあたりは、忠臣蔵の定番シーンを読んでいるようでした。 もしドラマ化したら忠臣蔵の吉良邸討ち入りシーンの脚本をそのまま使えそう。


天地人の時も感じましたが、戦描写が物足りないというかお決まりというか・・・ゴニョゴニョ。もうひとつ気になったのは、新九郎さんが堀越公方を討つ理由を自らに言い聞かせるあたりです。私はね。


北条五代の「百年」を書くなら、ライフワークとして書くぐらいの意気込みと覚悟と研究のもとに書かないと時系列を追うので精一杯になってしまうと思うので、そのあたりを今後いかに処理なさるのかは興味があります。もしかしたら火坂氏は、短編の集合体として「北条五代」をまとめようとなさっているのかな?


私がもうひとつ参加している会員登録が必要なブログで、ある方が「小説は興味を持つキッカケだと思っている」とおっしゃったのを聞いて、ハッと気付きました。私もそうだったと。例えば、飛鳥奈良時代にはまったのは松本清澄の「火の路」から、幕末は司馬さん「燃えよ剣」からでしたし、室町時代も木原敏江さんが世阿弥を書いたコミック「夢幻花伝」からでしたものね。

火坂さんの「北条五代」も、後北条マニアや歴史オタクではない方達にとっては入りやすく、あの複雑な関東公方を分かり易く簡単に描いていると思います。個人の好みはおいといて、流行作家が書くことによって後北条が全国区になり、たくさんの人が北条に興味を持ってくれたらいいなあと思うことにしますわ。


「天地人」では兼続が川を泳いで魚津城に潜入したり、伊達政宗が神出奇抜(鬼没)に八王子城や米沢に現れたりしてたまげました(これは、原作じゃなくて大河ドラマの方でしたっけ?)。

いっそ、「北条五代」も、うんとファンタジーに、香沼姫が風魔の陰の女首領だとか、氏康殿が、籠城する小田原城に降臨するとか、石垣山に我らが殿・北条氏照どのが単騎攻め入って、「なにやつっ!?」と問われるに、「北条軍団軍団長、北条氏照なりっ」なんていかがなり?カッコイイでしょ。函館の土方さんみたいでしょ。


「北条五代」が連載されているトリッパー、次号からは買わないと思いますが、単行本になったら本屋さんで見て図書館で借りるかどうか考えます。


ぜんぜん違う話・・.
未だにわだかまりがあるらしい会津(会津若松市)と長州(萩市)ですが、長州は会津に義援金や救援物質などを送っているそうですね。市長さん同士が握手しているのをニュースで見ましたよ。


では。。

コメント欄をもうけさせていただきました。公開はいたしませぬので、ご感想なりいただければ嬉しいです。いただいたコメントにはお返事させていただいております。

画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。

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