戦国の曲輪より見やる江戸の城
戦国の曲輪より
見やる江戸の城
長きにわたり君臨せし地を奪われた覇者の霊は
奪いし者の城を見て何を思う
変わらぬものは
海のきらめき
変わらぬものは
蒼古の森を照らす月の光
な~んちゃってね。
詩というものにはまったく興味がなかったのですが、小田原文学館で三好達治の「晝の月」を読んで感化されてしまい、ちっくと散文を書いてみました。お粗末で失礼。
ある夏の夕方、小田原城天守閣にかかる月を見たくて、友と古郭の「東曲輪」にあがりました。日は沈み、月は上り、夕陽に輝いていた相模の海や城の木々は見る見るうちに深いグレーに変わりました。
「東曲輪」は戦国時代から江戸時代を眺められる空間で、私のお勧めの場所です。ここにはマンションが建つはずでしたが、住民の方達の大反対運動により市が土地を買い取り発掘調査・整備をしてくださりました。
中秋の名月の時、小田原城で「観月会」を催してくれないかな。薪能がなくなってしまいましたからね。警備とかも大変でしょうが、この写真を見るとそれはそれは素敵そうにございましょ。
こちらは↓昼間の眺め(2010年初夏撮影)。
写メなので遠いです。肉眼ではもっとぜんぜん目の前。
夕方から明け方までの時間帯に「東曲輪」へ上がるのはお奨めしません。特に一人では絶対ダメ。いろんな意味で。街灯もないし、公園ですしね。
では。。
コメント欄をもうけております。公開させていただいてはおりませぬが、ご感想なりいただければ嬉しいです。
画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。
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