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2013年5月13日 (月)

瀬戸神社展と金沢文庫

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~金沢文庫で開催中の「瀬戸神社展」~


先に当ブログでもご紹介した金沢文庫で開催されている「瀬戸神社展」に行ってまいりました。

その前に、まずその「瀬戸神社」へお参り。


海の守護神「瀬戸神社」

 

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瀬戸神社は三浦半島の東京湾沿い、金沢八景駅前にあります。京浜急行で三崎に向かう、横須賀のちょっと手前です。シーサイドラインに乗ると琵琶島とつながっている様子がよく分かります。


ウィキペディアのようになってしまいますが、はじめて参りましたので自分のための備忘録としてちょっと御由緒を。

瀬戸神社は頼朝が伊豆の三島明神(三島大社)を勧進したのがはじまりと伝えられています。元は、もっと古いようですよ。

北条政子さんの甥っ子の家系である金沢(かねさわ)北条氏が海峡に橋をかけてから鎌倉の外港 となり、西への航路の起点として、また利根川水系と鎌倉を結ぶ貨物輸送の要所として繁栄したそうです。

 

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写真↑では分からないかもしれませんが、境内の背後はこの地域特有の崖です。この崖が、神社の気配を独特なものにしていますねえ。境内には、もっのすごく高い高い高いカヤの木もありました。


名勝・金沢八景といえば広重ですな。広重の描く「瀬戸の秋月」とはもちろん今はだいぶ海上の景色は違いますが、それでもその当時の雰囲気は充分に妄想できます。

当時は料亭があったようで、そこから眺める秋の月はさぞや風流だったでしょうねえ。


そして、マリコ・ポーロ的にも瀬戸神社には萌えポイントがあるのです。室町時代の瀬戸神社は、鎌倉公方の祈願所だったそうです!社参は毎年恒例の年中行事だったそうですよ。

永正17年には我らが北条氏綱公も、くだんの亡き妻である養珠院さまのために経典を施入したそうです。氏綱殿はあちこちに先妻のために経典を納めていますね。本当に仲がよろしかったのでしょうねえ。


琵琶島弁財天

瀬戸神社の向かいには、現代の国道16号線をはさんで「琵琶島弁財天」があります。

こちらは、頼朝のご正室・政子さんが近江琵琶湖の竹生島より弁財天を勧進したとのこと。創建も瀬戸神社と同じと伝わっています。こちらもご夫妻仲がよろしい・・・とはとても思えんが。

 

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琵琶島弁財天の参道は、内海の上を渡ります(向かって左も海ってこと)。写真は、お社をバックにして瀬戸神社の方を眺めたところです。


さて、瀬戸神社と枇杷島弁財天のお参りをすませましたら、「瀬戸神社展」を見に隣の駅にある「金沢文庫」へ向かいますよぉ。


金沢文庫と称名寺

またまたウィキペディアみたいで恐縮にござるが、私はこの時代はいまひとつ脳内混乱状態ゆえ整理整頓。

「金沢文庫」とは、上にも書きましたが、政子さんの甥っ子の家系である金沢(かねさわ)北条の二代・実時が創設した「文庫」で、代々にわたり膨大な書籍を残したそうですね。


その後あんなことやこんなことがあり、残念かなそれらの書籍は我らが北条(後北条)や、上杉&前田の北国組や、おサルの家の秀次や家康殿などにより持ち出され散逸してしまっているそうです。

例えば我らが氏政さんも、例えば「宋版文選」を足利学校に渡しちゃったって。ごめんなんしょ~


文庫に隣接する称名寺は金沢北条氏の菩提寺です。

文庫と称名寺は、↓の写真の穴…いや、隧道でつながっていたそうです。今は、すぐ横に安全なトンネルがあります。

 

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トンネルを抜けるとそこには、↓こんな美しいお庭が広がっていました。

 

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おお!
キショウブ(黄菖蒲)が満開です!キショウブって外来種でしょ。いつ植えたんですかねえ。


広く清清しい境内(お墓のあたりはチト怖い)で、前北条系の三つ鱗の紋を眺めながら缶コーヒーと苺サンド(これ好物)で一服。う~ん、ここではおうす(抹茶)が欲しいなあ。今度はお抹茶と茶筅とポットにお湯を持ってこようっと。

あれ?お酒じゃないのって?
ワタクシだっていっつもいっつも飲んでるわけじゃないのですのよ。アル中じゃあないんですからね。


時代は前北条執権時代からもっと後のことになりますが、かんとーかんれー上杉と京の将軍家より追討された鎌倉公方・足利持氏は、ここ称名寺で出家します。持氏はその後、鎌倉の永安寺に移されそこで自害。これが永享の乱というのですね。

京の将軍家、管領家同士、関東公方はしょっちゅう争い続け、それらは「○○の乱」とよばれ、まったくもって「○○の乱」が多いこの時代であることよ。


境内を歩きながら、最近凝り始めた鎌倉(&古河)公方のことを妄想し・・・ようとしましたが、知識が浅く妄想でけへんかった。

もっと時間があれば裏山のハイキングコースを歩き絶景を見れたのじゃが、今日はこれにて退陣でござる。


瀬戸神社展

面白かった。頑張って行ってよかった。


陵王の面、獅子頭(虫食いだらけ)、大好きな神像などなど、もう一回行ってもいいぐらい。も少し近かったらね。

特に、頭に宇賀神(蛇体)をのせた小さな弁財天立像。ただならぬオーラに、おっ!と思って立ち止まって説明を読みましたところ、どうやらさっきお参りした琵琶島弁財天の主神だったようです。


ポスターなどにある、鎌倉時代の女神座像(一番トップの写真)はさらにただならぬオーラでした。あの、くすんだ緑と朱の色彩が剥げた感じが神さびていて良いですぅ~。

瀬戸神社展は、6月2日まで。


瀬戸神社&琵琶島弁財天をお参りして→文庫で瀬戸神社展を見て→称名寺&裏山に登り絶景を見たりしたら一日がかりですね。お天気が良い日を選んで、お弁当とお抹茶?を持って行かれることをおすすめ申すものでござります。


よろしくば、時代は全然関係ないですが、おついでに ↓
「大要塞!観音崎の砲台群ガイドツアー」
http://maricopolo.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-a22c.html


ほにゃ。
パソコン、天正16年くらいになりましたが引き続き切迫中です。


コメント欄をもうけております。公開させていただいてはおりませぬが、ご感想なりいただければ嬉しいです。画像は全てマリコ・ポーロが撮影したものです。

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