戦国時代のドラマは「戦国時代を描いた」ものを観たい
皆さま、あけましておめでとうございます。さあ、いよいよ「おサル」の年がやってまいりました!
今年最初のブログ記事だけは百言居士りたくなかったのですが(←ウソだ)、思った通りになってしまい申した。北条ファンの皆さま、もちろんご覧になりましたよね。
加筆 ▲
落武者狩りに襲われた最後の「タイムスクープハンター」みたいなシーンで、野伏せりみたいな人達が脇差しを身に付けていましたね。
私は、どこかの戦場での略奪品を得意で身に付けているのだとばかり思っていましたが、当時のお百姓さんは二本差しだったのですってね。教えていただき、びっくりポン!(←当時の情勢をふまえた言い方をしていることをご了承くだされ。)
▲ 猫背で汁かけ飯を食べさせられていただ。実に安易な人物紹介 。
氏政のあれは、江戸時代のまったくの作り話であ~る。それを使うとは、びっくりポン!悪役だっていいからさ~、カッコイイ悪役にしてくださいませよ。
▲ 勝頼様と行動を共にした桂林院様がおらん。
北条が大河ドラマにならない理由のひとつに、「ヒロインがいない」というのがあります。北条にはドラマチックな人生を送ったヒロインがあまたいて、桂林院様はその代表のような女人。武田ファンにとっても松姫様と並んで有名な方です。なのに、あくまでもスルーするのだね、大河ドラマは。
北条氏康の娘である桂林院様は、「ここから逃れて北条に帰ってくれ」との勝頼様の願いを退け、最後まで勝頼様と行動を共にし、田野にて相果てました。付き従ってきた上臈たちも後を追ったのです。
桂林院様のことをチビッと書いた以前のブログ記事「武田勝頼に嫁いだ、北条の姫」
http://maricopolo.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-c799.html
▲CGも大河ドラマというものとしてはチャッチィし、ドラマ全体がなんだか幼稚。少年少女ドラマシリースみたい。
▲ 少年少女時代は、少年少女の役者さんを
ここ数年、毎年同じことを書いていてしつこいですが、やっぱり少年時代を大人の俳優が演ずるのは痛いですな。不自然。行動にも説得力がないと思います。
我が母が、「幸村ってあんな子供っぽい人だったの?」と。いや、おっかさん、あれはまだ10代半ばだから・・って。
▲ 家族、家族、家族
昨日の草刈さんや迫田さんが上田を訪ねる番組もですが、真田丸の番宣でやたら「家族を描いたドラマ」と か「家族の絆のドラマ」とか連呼しているのがイヤな予感がするにゃあ。
個人的には、家族団欒を描いた戦国時代ドラマはヌルくて血沸き肉踊らない。今日のシーンも、こっ恥ずかしくて見ちゃいられなかったです。なんとなく、新選組の時の、土方さん達が御互いに目と目を合わせて「うん!」みたいにうなずき合う、あのシーンのこっ恥ずかしさと同じものがありましただよ。
以上、アッタマキタから批判してやっただが、勝頼様が素敵で救われました。一人だけ違う、大人な雰囲気を醸し出していましたよね~。
武田や上杉って、大河ドラマで絶対に酷く描かれないですよね~。北条ファンのように「今度はどう扱われれるか」なんて戦々恐々としないで余裕で観ていられるでしょうねえ。いいな~、どうして我らが兄上・氏政さんはそういう風に描かれないのだろう・・。 以上、あくまでも、絶対大河にしてもらえない一北条ファンの私感でござりまする。
ほな、今年もよろしくお願いいたしまする~。
丙の申(ひのえのさる)
マリコ・ポーロ コメント欄をもうけております。公開させていただいてはおりませぬがご感想なりいただければ嬉しいです。画像は、マリコ・ポーロが撮影したものです。
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