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2020年11月 8日 (日)

虎朱印 の「虎」の由来は?

マリコ・ポーロ


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~黒田基樹著『戦国北条家の判子行政』2020.10.15 平凡社新書(布は歴友さんにいただいた鱗柄のスカーフ) ~


その前に、お詫びと訂正。

▲ 滝山城の講演会のお知らせブログに載せた、本丸の南側の虎口の「石」の写真のこと

ブログに「門の跡」かもしれないと書きましたが、どうも違うようです。そこは少し急なので、かつては自然石を置いた石段になっていたそうです。表面観察しか出来ないのでシカとは分からないが、今はその石はほとんど埋まってしまったので、その一部が出ているのかもしれないかもしれないとのことです。


また、本丸の下段から上段に上る神社の左側、中の丸の虎口、大手口と言われている天野坂、山の神への途中の坂などの急坂には、同じく石段があった様子だそうです。城の遺構はほとんど残っているので、廃城後は手を加えられていないのではないか?と。

もし、もし、当時の石段だとしたら、本丸の虎口の説明板 ↓ (ボケボケ写真でスミマセン)と同じような感じだったのですかね~

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先のブログ記事はコッソリ💦 修正しました。そこにも書きましたが、ご興味ある方は是非ぜひ滝山城へ行って見てみてくださりませ。あ!掘っちゃアカンよん。


では、本題。

黒田基樹著『戦国北条家の判子行政』2020.1015(平凡社新書) を読みました。

読んでいて思いました。
小田原北条が始めた日本の判子文化も、今消えつつあるのか…と。そして、判子文化をはじめ現代に続く様々なシステムの基礎を作った小田原北条は、やっぱり凄いとあらためて思いました。


なのに先日のNHK『ザ・プロファイラー』では、「関東の治安を乱す氏康」とか「坂東で北条氏康が略奪した土地を謙信が取り返してあげた」とかしか言われていなかったのは残念…。

今週のBS6『にっぽん!歴史鑑定』は、「小田原攻め 秀吉の野望vs北条一族の誇り」。あまり期待しないで楽しみにしています(?)。


話を戻し…

ずーーーっと考えていることがあります。

小田原北条家の虎の印判は、なぜ「虎」なのだろうか?「虎」はどこからきたのだろうか?

当時の人は、実際の虎は見たことがないですよね。


『北条記』に、有名な宗瑞の夢の話があります。

2本の杉の木をカジカジしていた鼠が、大きな「虎」になる。それで「虎」にしたのではないかという説がありますね。(黒田氏の判子の本にはさすがにその夢のことは書いていない)。


虎の印判が使われ始めたのは宗瑞死去の11年前の永正5年からのようですが、

🐯 もし夢から取ったとしたら、この夢の話は本当のことなのでしょうか?本当に宗瑞がその夢を見て印判に「虎」を使ったということなのでしょうか?

🐯 それとも、なぜかは分からねど「虎の印判」が先にあり、『北条記』を書く時に、夢に印判の「虎」をこじつけて登場させたのでしょうか?


宗瑞の干支については、夢に鼠が出てきたから「子年」とされているのですよね? だから、夢の話は本当の話なのでしょうか?

ちなみに、氏綱は未年だと思いましたので、「虎」とは関係ないですねえ。


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~マリコ・ポーロ家の「猫」朱印~


この本は、虎朱印の「虎」がどこからきたのかを知りたくて買いました。それは書いてありませんでしたが、納税、裁判、市場関与、公共工事、そして、「お国のために」の使われ方などなど、北条が好き好きと言いながら今まで気にしなかったことが書かれていて、とても勉強になりました。

一回読んだだけでは不肖マリコ・ポーロには全然把握できなかったので、もう一度読みます。


マリコ・ポーロ こと 萩真尼

画像は全てマリコ・ポーロが撮影しました。コメント欄をもうけております。公開させていただいてはおりませぬが、ご感想なりいただければ嬉しいです。

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