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2021年1月28日 (木)

『玉隠と岩付城築城者の謎 自耕斎詩軸并序を読み解く』 を、読み解く! 

マリコ・ポーロ

医療介護はじめエッセンシャルワーカーの皆さま、ありがとうございます。本当に。


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~柴田昌彦(中世太田領研究会)著『玉隠と岩付城築城者の謎 自耕斎詩軸并序を読み解く』まつやま書房(2021.1.10)~


『玉隠と岩付城築城者の謎』を読み解く!なーんてタイトルには書きましたが、マリコ・ポーロにはそりゃ無理無理✋

それにしても「自耕斎詩軸并序を読み解く」とは、なんと気宇壮大!禅僧の格調高い詩文のタイトルのイメージも相まって、サブタイトルだけで宇宙が広がるような。

全部読んでから感想を書こうと思ったのですが、私なんぞが感想なんておこがましい。また、マリコ・ポーロの誤読や勘違いで妙なことを書いても各方面に申し訳ないので、本のご紹介だけにとどめます。


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~かつて岩槻区役所の正面玄関に岩槻のスターとして建っていた道灌像。岩槻市とさいたま市の合併時、写真のように、旧岩槻区役所跡地の駐車場に一人淋しく残さた(20017年撮影)。岩付城築城者問題で、道灌像をその後どうするか課題だったそうだが、現在は跡地に建った岩槻人形館の脇にいらっしゃるらしい。~


岩付といえば、北条ファンは、五代当主氏直の弟である北条氏房や、最後まで北条のライバルだった太田三楽斎殿が思い浮かびます。

これは、氏房が岩付に入る120年以上前の話です。まず、「はじめに」と「あとがき」を読みました。


前にも書きましたが、岩付築城について信憑性があると思われる当時書かれた唯一の史料が『自耕斎詩軸并序(じこうさいしじくならびにじょ)』です。『自耕斎…』は、私が末席に名を置いている「道灌びいき」の会でもよく話に出ますが、禅僧独特のちょっとオーバーな美文で書かれ、登場する名前も誰だか良く分かりません。

それが、岩付築城者について諸説ある理由でもあります。


「はじめに」を読んで初めて知ったのですが、この『自耕斎…』の一言一句の精読はまだ行われていないのですってね。

『玉隠と岩付城築城者の謎』は、『自耕斎…』を分析することにより、岩付城 太田氏築城説 の再検討がなされたものです。


また、著者は、『自耕斎…』は芸術作品であるため、学術的に否定された学説を復活させるには学術的なアプローチに則した反論が必須であるとも書いています。


「はじめに」と「序章」だけでも面白く、たくさん線を引いてしまいました。

寝る前にチョットだけ~~のつもりだったのに、気が付けば午前2時!若い頃は本を読んでいて2時3時、夜が明けちゃうなんて当たり前でしたが、齢重ねてから本を読んでいて2時なんて何年ぶりだろう…。


では本日より、学術的なアプローチに則した反論をじっくり拝読しながら、著者がおっしゃるように、室町時代から戦国翠明期の権力者らが愛し、当時最高の知性が紡いだ『自耕斎詩軸并序』のワールドを堪能したいと思います。

楽しみなり!


🐎 以下、岩付のブログ記事の一部です。マリコ・ポーロの浅学で書いているのでそのへんのところ甘~い目でご覧くださると有り難いです。

「『太田資正と戦国武州大乱』中世太田領研究会」

「「岩槻城」 道灌の会で実地見聞?」
「岩付城を築いたのは、太田か成田か?」

「今20日未明、岩付城へ総攻撃はじまる」
「続編・城は今日落ちた」

「北条氏照と太田資正(三楽斎)は義兄弟!」
「「太田道灌の軍旗」 埼玉県立歴史と民族の博物館」


▲ 太田資高に嫁いだ氏綱の娘「浄心院」の謎を追ったブログ記事です。

「北条五代の娘たち②太田資高室~浄心院は氏綱の娘か道寸の娘か?」
「江戸編~浄心院は氏綱の娘か道寸の娘か?」
「安房編①~浄心院は氏綱の娘か道寸の娘か?」
「安房編②~浄心院は氏綱の娘か道寸の娘か?」
「太田道灌の子息「資康」と、孫?「資高」の不思議」


萩真尼 こと マリコ・ポーロ

画像は全てマリコ・ポーロが撮影しました。コメント欄をもうけております。公開させていただいてはおりませぬが、ご感想なりいただければ嬉しいです。

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